お伝えしたいことあれこれ3

まとめに、統合医療についての僕の理解と、療法の選び方についてお伝えできればと思います。

統合医療は実際に医療系の大学で医学生が学び、現場に生かされているという意味では、アメリカの方が進んでいるところが多いようですが、日本でも少数ではありますが理解を示し取り組みを行っている大学や病院もあるようです。統合医療というもの自体、欧米が主体で生まれたものなので、日本が遅れをとっているともみえるけども。江戸時代とか近代西洋医学が入ってくる以前は、むしろ東洋医学が主流であったのだから、またバランスをとりもどしていけばよいだけかもしれません。

緊急を要するようなものや、手強い感染症などはもちろん、西洋医学から生まれた検査方法や手術、薬が役にたつところです。
一方で、腰痛や、膝痛、慢性頭痛、頸の痛み、腕の痛み、自律神経失調、過敏性大腸炎、クローン病など原因のよくわかっていない症状、病気や怪我の回復期、健康の増進などにたいしては、代替療法を選択枝に入れる人が徐々にではありますが増えてきているようです。

代替療法とよばれるものは、日本だと代表的なものは、鍼灸あん摩マッサージ、指圧、柔道整復、整体、オステオパシー、カイロプラクティック、リフレクソロジー、アーユルヴェーダ、ロミロミ、気功、ヒーリング、各種運動など、種類も量も多く見受けられます。

ただ、欧米と比較すると、日本においては、それぞれの認知度が低いですし、社会的な信頼性というものが築かれていない。では、どのようなものを基準に、なにを選択していけばよいのか。それが皆さんの気になるところかと思います。

ひとつめに目安になるのは、然るべき教育機関で、一定水準を満たす教育をうけていることです。これは安全面から考えると様々なケースを想定して、自身が施術をしてよいのか判断できる人でないと危険な場合があるからです。
日本において国家資格をのぞく各種療法は、数日から数週間のセミナーや何かで手軽に身に付けた技で施術にあたってしまうひとと、然るべき教育機関で基礎医学をはじめ相応な教育を受け、専門的に勉強し、日々研鑽を重ねよい仕事をしている人が同じ土俵にいる状態です。そして残念ながら前者がとても多い。なので、それを確認するのは一つ重要なことかと思います。もちろん独学で学びを重ねてよい施術をされている方もいるかもしれませんが。やはり基礎は大切です。

ふたつめは、自身が依頼者のどの部分にアプローチしていてどのような結果を得ることができるのかある程度明確になっている人。なぜなら、それは真摯な姿勢でとりくむからこそそれが見えてくるものですし、自分の限界を知っているからこそ、できることがあるからです。例えば、自分がある程度解せたりバランスを取り戻すことが得意という分野があるなかで、なかなか多くの方にあてはまるようにいかない、であったり、すぐに悪い状態にもどってしまう、であったり、十分に自分のみれる範囲は機能している、けれども症状は変わらない、では他に原因があるのではという判断ができることで、他の分野の療法家に紹介もしてもらいやすくなります。そのような正直で良心的な施術家であることも大切だと思います。

三つめは、自分の行っている療法一辺倒になっているひとよりかは、現代医療、西洋医療を補完する姿勢をもった方であることも大事かと思います。

ホームページでそういった点を意識してチェックしたり、メールや電話で確認されるとよいと思います。

あとは信頼のできる人に紹介をしてもらうなどももちろんよいと思います。

特にオステオパシーは頭蓋仙骨を含む筋骨格、筋膜、内臓、神経系、内分泌系と、脳脊髄液の具合など、アプローチをする範囲が広く、それぞれのつながり、よりケアがひつような部分がわかりやすく、他の療法への橋渡しがしやすい特徴があるのだなあと、いまさらながらしみじみ感じていて、良い療法家さんとのつながりが欲しいなあと最近よく思っています。

代替療法をうけていくことで、得られるおまけがあります。自分自身の身体にたいして理解がうまれてくる、ということです。
良質な代替療法を受け続けていくと、自分の身体の些細な変化にも気が付きやすくなってきます。
そして、なかなか気が付かなかった自分の癖などもみえてきます。例えをあげると、怒りの感情があるのに、対処できずに見て見ぬふりをする癖があるとすると、肝臓が負担をうけてきて、実際肝臓が硬くなったり、肝臓のまわりの膜が硬くなったり、そこから自律神経を介して関連する筋肉、横隔膜や肋骨、背骨の周りの筋肉や骨が硬くなってきたりして、そこから肩こりや頭痛を感じたり、より怒りっぽくなったりします。この際の大本の原因は、肝臓ストレスということもできるし、感情の対処ができずにいること、ともいえるし、どうしようもない環境の影響かもしれない。
そうなるとそれぞれの分野の専門家もいますし、助けになる書籍もあるし、また視野を広げていけばよい。

そうして自分の身体を観察できるようになっていくと、痛みや症状は治すべき、消すべき敵ではなく、病気を未然に防ぐための、よりよく過ごせるようになっていくため、自身が成長していくためのお知らせ、と捉えることができるようになっていきます。
正しい理解が生まれれば、症状が軽いうちに自分自身で気がついて自分でケアする方法も身につけて治すことができるようになっていき、より高い意味で、自己治癒力が増すといえると思います。

一方で、すでに持病があったり、症状がたくさんありすぎてこんがらがってしまって、自分自身だけではどうしようもなくなってしまっている方も多くみられます。

そんな方は、病院の医師と代替療法家と連携しながら、様子を見て、薬を減らしていったりして、自分でできる範囲を少しづつ広げて、健康をとりもどして行ける環境が本来は大切かと思います。

話がすこし飛ぶようですが、大きな物事の決定において、どこに責任の所在があるのかも見えづらい日本は、強力な政治のリーダーが積極的にどんどん社会、医療の仕組みを変えていくというより、様々な人がいる中で、場の空気感で大きな物事も進んでいくように私は感じています。それで良い面もあるのかもしれませんが、進み方が遅くなってしまったり、しらないうちにとんでもない方向にむかう面もあるのではないかと思います。

日本の医療システムや政治のことをよくわかっているとは思いませんが、やはりまだ、一般的な病院は、患者が訴えている症状にたいしての部分的な処方はしても、訴えている人全体をみた丁寧なケアはできてはいないし、それを望んでも難しい現状があるように思います。

なかなか難しいことなのかもしれません、ただ体は一か所がよくなるだけで他の部分にその良い影響が波及したりすることがあります。鍼灸で使うツボなんかもそうです。国や自治体に変わっていってもらうことを期待もするけど。身の回りから、本来こうあったほうがいいんじゃないかと思えた人が、理想的な医療、療養の、健康づくりの仕組みが実践されたら、自身と周囲の健康に、そして地域社会の健康に対して、さらには国の、世界の健康レベルの向上にたいして貢献できるのではないかと思います。

私は個人でオステオパシーを仕事にして、自分のやっていることを理解してもらって地域社会に根付くということの難しさを日々、身をもって感じますが、依頼してくださった人が体感を通して実際心地よく、変化して、それを通してなにかしら自分の心身にあたらしい見方を発見したり思い出してもらって、楽になって喜んでいるのをみせてもらえると、嬉しいですし、やはりやりがいのようなものを感じます。

今後どのような形におちつくかはまだみえませんが、より広く深い意味での癒しや心地よさを提供できるように、つながりを増やしたり、自分自身を磨いていきたいなと思っております。

長くなりましたが、お役にたてたら幸いです。

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