土中環境山形造作13・14

9月、10月も行ってまいりました。9月4日宇都宮では豪雨が3時間以上続き、警報が何度か鳴ったけれど、新庄では8月からほとんど雨が降らなかったそうで、そのためか草を刈ったところはほとんどそのまま枯れておりました。

蜘蛛

自分が行った日にようやく雨が降り、土をしっとりさせていました。

コガネグモくらいの大型の蜘蛛発見。まさかアルビノ?けど足のシマシマと毛深さは鬼蜘蛛、なんて思って調べてみたら、どうやらキバナオニグモというらしい。

北海道より南にはあまり確認されておらず、なかなか珍しいかも。淡い黄色にフサフサ毛が生えていて可愛い。

元気に育ってほしい、けど、カツラの木を根城にされると困るので、母が張り切って作っている畑の周りにいる背の高い草をある程度残すかな。移動してほしい。

他にも大型は女郎蜘蛛やナガコガネ蜘蛛が生息しています。

シュレーゲルアオガエル

葦とガマが生えているところを少し残していたのですが、そこに生息を確認。ひと安心。湿地帯は池に繋がるように合わせてある程度残したいと思います。

水路と井戸

雨が少し降ってくれてちょっとだけ涼しかったので、昨年ユンボで掘った水路を手で掘り直してみました。水位が地面スレスレのところは草に覆われて周りと一体化していたけれど、ちゃんと水が流れています。

画像を見ると全体しっとりしているように見えますが、この時期は雨が少なくて、近くの鮭川も水位を落としているようでした。けれどここは変わらずに水が流れていました。周囲に高い山はないので、おそらく数年前の水が湧いて出ているようです。

昨年はユンボのショベルを入れるとすぐにそこに水が溜まるような状態で、どこから水が来ているのだろう?滲み出し点が多数あるのかな。なんて思っていたけれど、掘り進めど、そんなところは確認できない。けれど水のきている方向はわかる、そこを目掛けて掘り進めると、湧き出し点を見つけちゃいました。

これは、、20年以上前に父が埋めたという噂の井戸では、、。定かではないけれど。水位計のようなものもあるし、あやしい。

当時水がほとんどなくて、深くて、澱んで汚い様子で、大きくて子供が落ちてしまったら怖いからと、母が頼んで父が埋めたとのことでした。埋めたという池も自分が掘り起こして再生している最中。

井戸や池は、古くから風水でも取り扱いが慎重になされているようです。井戸や池を安易に埋めてはいけないと、実体験や口づてで伝えられていたりして今では多くの人が認識しているのではないかと思いますが、感覚的にも、とても嫌な感じがします。母は家族思いの心配性なので、仕方がなかったかもしれないけれど、目に見えない世界は、無視され蔑ろにされてしまっていた。

埋め方も酷いもので、家庭ゴミがたくさん。そこに畏敬の念は感じられませんでした。

ジブリ映画、「千と千尋の神隠し」で名のある川の主と千のエピソードで、刺さっているつっかえがとれて山のようなゴミが出てきたシーンが思い起こされました。

どうしても井戸を埋めなければいけない時は梅の枝と塩を入れてお祓いをお願いするように。そんな話をお聞いた折に、お世話になっている先生に、埋めた場所の北側に梅の木を植えると良いと教えていただき、何か意味があるのだろうと思うのでそうしてみようと思います。

土中環境や大地の再生の視点からも、井戸は通気浸透水脈にとって大きな役割を持つ環境装置であることがわかります。

偶然、父がゴミと共に入れた木や大きな石がよかったのか、枯れているように見えたという井戸から地下水脈が誘導されたのかもしれません。

桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿なんて言うように梅は剪定が勧められる木である事も、通気浸透水脈を育てるのに木の枝で杭を打ったり、炭を作って環境造作をするところから繋がりがつながりがあるような気もします。

お祓いの際に塩を入れるという習わしも、土に腐敗が起こらないよう、土地をよくしてくれる微生物が生き残ってくれますよう、という意図が背後にあったのかもしれません。

枝が杭や炭や枝絡みに使えるくらいに梅の木が育ったら、嬉しいだろうなあ。

なんだか今までの人生経験もすべて通して、この時空まで連れてこられたような気がしなくもない最近です。

まだまだ学ばなければならないことがたくさんだろうけれど。

せっかく水路を誘導したけれど、ここまで見えたら東側の池の方に水路を集中させて、右側はコルゲート管を入れて水脈整備に活かしたいと思います。

枝絡み

後半は少しだけ草刈りをして、あとは枝絡み作り。9月だと言うのに暑い日が続き、空調服が汗でずっしり濡れちゃうくらい。あまりに暑いので、木陰でぼーっとする時間も多かったです。

木陰は本当にありがたい。強い日差しから守ってくれ、雨の日は打ちつける雨を和らげてくれる。様々な生き物がきっとその恩恵にあずかっているんだろうな。

最近巨木が安全管理や近隣との兼ね合いでやむを得ず切り倒される話をよく聞くけれど、なぜその木が倒さねばいけないほどに弱ったのか。地下も地上も四角く管理し、気脈水脈の繋がりが絶たれた結果ではないでしょうか。このツケはいずれ大きく返ってくるのではと、もしかして井戸を埋めるなんてレベルではない、とんでもない事を私達人類は行い続けているのではと、少し背筋が寒くなるようです。暑いけど。

防空壕の前あたりは鬱蒼としていたけれど、ある程度木を切って、笹を刈って、だいぶ風通しが良くなりました。そうすると父が車を通す道を作るために重機で設置したであろう丸太が見えてきます。当時はおそらく丸太の手前の方に木が生えていたようで、朽ちた跡が見られました。もう杭の役割は果たしていないようで、土は乾き気味で危ない感じ。

斜面はタラの木や桑の木に葛が巻き付く形で鬱蒼としており、そのおかげで保っていたのだろうけれど、思い切って葛と笹と木をある程度刈らせてもらいました。

そうすると丸太を抱き止めるように木が生えている様子が見えてきて。まるでマルタが落ちるのを防いで斜面を守っているようです。葉の形と実の形、生り方から調べてみると、おそらくキブシという木。手をつけたからにはしっかりとしっとりと安定するように造作しないと。

甥っ子たち

どうやらこの場所が気に入ったらしくて、水性生物目当てに遊びに来たがっています。池が完成したら一緒に地域の生き物を放流できたらいいな。次回から半袖厳禁、もっと土地に力が戻ってキツい虫などが減るまでは。

10月

ミゾソバの花が満開。金平糖みたいに可愛らしくて、歩くと引っかかる細かい棘がある。ミツバチや蝶が蜜を吸っていました。

先月取り寄せて植えたミズアオイはこの場所が気に入ってくれたようで、元気に枝葉を広げてたくさん花を咲かせていました。

フジバカマ

近年は河川の護岸工事で生息数を減らし、準絶滅危惧種だそう。

藤色の繊細な花。

中国原産で、wikiには日本の関東より西側に分布と書かれていたけれど、温暖化もあって雪国でも生きられるようになってきているのかな。

利尿や月経不順に対応する漢方になるそう。

他香りの成分もあって、入浴時などに使えそう。

ゲンノショウコ フウロソウ科フウロソウ属

胃腸病、下痢止めとして薬効があるらしい。

しっかり効果があるからゲンノショウコなんて名前になったっとか

イシャイラズなんて呼び名もあるくらい、昔の人にはよく使われていたのかな。

たちまちに良くなるからタチマチソウとか。

根、茎、葉、花全草に薬効があるそうだけれど、生薬としてのゲンノショウコは根以外を乾燥させたものだそう。

トリカブト、ウマノアシガタ、キツネノボタンと葉が似ているので注意だそう、確かに似てる。

花が咲く頃に摘むのが良さそう。

母が炭焼きに協力してくれた

これから枝絡みボサ置きや、植樹のためのマウンドを作ったりするときにたくさん炭を使いたいので、取り置いていた枝をどんどん炭にする、今回も友人が作ってくれた無煙炭化器が活躍してくれた。ありがたい。

大蛇のような太い葛の蔓も炭になってもらいました。

けれど一斗缶製だからあともって1、2年かなあ。ちょっと高いけれどステンレス製のほしいな。

母はちゃっかり焼き芋を焼いて美味しく成功させてました。

水路を変更

湧水の場所が判明したので、ユンボで掘った水路は枝葉を入れたり、コルゲート管を入れて水脈整備に。

池の方に別方向から水路を誘導することにしました。

手掘りで掘り進めてみたところ、青灰色のグライ層が30〜50センチのあたりから出てきます。

掘り進めようと思ったらザトウムシ発見、ここにもいるんだな。しっとりした森の中でよく見る印象なのでなんとなく嬉しい。

なんか先月より湧き出しが増えているような。

置いた覚えのない石が。けれどめげずに流れ続ける水。

水路を掘り直していくと、グライ層が固くてねちゃねちゃしています。昔埋めたという池は赤くて深くて気味が悪かったと聞いたけれど、なんとなく自分も幼心に見たのを覚えていて、確かに底も見えないし赤いしちょい怖だった記憶。

おそらくグライ層の鉄分を好む鉄バクテリアが多くいたのだろうと思います。

今時点そんなに水に赤さがないけれど、部分的におそらく鉄バクテリアの影響であろう赤みや油膜のようなものが見られたので、水深を増すほど微生物のバランスにも影響があるだろうから慎重にいきたいと思います。

通気浸透水脈が育って、フカフカの土になってくれることを願って水路の要所に点穴を空けて。そこに焼き杭を打ち込んで枝葉を入れ込みました。水はここで一度渦を作ってから下流に流れます。

開通式 参加者人1名他、土地の生き物たち

水がどんな風に通るのか、ちょっと長い動画になってしまったけれど、点穴のところに水が入っていく様子とか音とか、結構面白いかも。ぼーっとしたい時にどうぞ。

とても気持ちの良い日で、心なしかこの場も笑ってくれているよう。

水が落ち着いてから、池の方から撮ってみました。

ぼさ置き

土中環境の改善造作に倣って、試しています。

草木を刈った斜面をそのままにすると、遮るものがなく水が滑るように流れ、落ち葉なども流れて、地面は乾燥してより固くなっしまい、植物が成長しづらい環境になり、ひいては地滑りの要因の一つになってしまうそう。

そこで杭を打って、斜面のきわに穴を空けたり炭を入れたり、剪定枝などを絡ませて、水や風が一度その場で流れを穏やかにして地面に浸透するようにする、昔ながらの手法。

3mくらいの特大のぼさ置きも作ってみた。

斜面に垂直の角度をつけようと片手鍬でガシガシやってみると、笹の地下茎がどんどん出てくるので、鍬と剪定鋏で切りながら。これじゃあ木が成長するのは難しいなあと実感。

低木(おそらくキブシ)は雪の重みでか倒れて、這うようにしている幹から根を出していたけれど、幹からの根は、深くはなくしがみつくような形で、葛に巻かれて暴れ枝をたくさん出していました。雪や葛の蔓に負けじと必死の様相。本当はある程度大きくなる木に斜面を守ってもらう方がいいのだろうな。

ぼさ置きしたところに土を育ててくれそうなハンノキや深い根を張り斜面を守ってくれそうなケヤキを植えたいと思います。他、山への通り道の真ん中へんに生えていて、どうしようかと思っていた紅葉や楓の稚樹を移植しようかな。

果樹を植える

土地の入り口左側の盛り土。母のリクエストで果樹を植えました。

ここも案の定数十センチ地下はグライ化していたけれど、こんな感じで植えてみました。

菌ちゃん畝のその後

マルチを一部剥がしてみてみると、土が乾いていて、籾殻や入れ込んだ枝葉も乾いたままで、糸状菌が生育しているようには見えなかったので、一度全部剥がしてまた湿らせようかなあとバッっとマルチをはがしてみたらなんと。

これなら野菜の苗を植えてもいいかもしれない。もうすぐ雪の時期になるので、春先だろうけれど楽しみです。

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