土中環境 山形 升形造作9・10

2023年5月

昨年行ったことで今年の春の様子がどうなっているか。

葦の芽が少なめ、場所が限定されてきている、全体的に満遍なくであったのが、水が豊富にあるところにまばらに生えている感じになっています。

母が毎年楽しみにしているゼンマイが、ちょっと水路を掘りすぎて渡れなくなり採れなかったようです。今年のうちに水路の脇に杭を打ったり橋をかけたりできたらいいな。

この冬の雪は水分を含んで重かったようで、西側にあったカラ松が倒れおり。ちょうど人が通る場所で、塞いでしまっていた。これ以上立ち入らないで、という警告でないといいなあと思いつつ、チェンソーで切ってよけました。

集落全体的に倒木が多かったらしく、民家に倒れそうになった例もあったそうで、今年地域全体の杉林を刈ることが決まったと、近隣のかたが教えて下さいました。しっかりと笹が刈られたりして、森林更新が起きるといいな。

カキドオシがたくさんで、母は張り切って摘んで、お茶を作り。カキドオシは肝臓や腎臓に良い作用があるそう。あとはカントリソウとの別名があるくらい、小児の疳の虫によいらしい。あんなに生えていたのに画像を撮るの忘れてしまった。

去年は気がつかなかったタニギキョウやウスバサイシン、ウバユリのような葉も。6月を楽しみに。

画像や動画を撮っていて後で見返してみると、歩くのが早かったりで、忙しいような印象。ただの記録として撮るとつまらなくなるけど、写真や動画から伝わるものってあるんだなあと自分でやってみて改めて思います。

もう少ししっかりとその空間や生き物を観察する余裕が欲しいなあ。実際はじっとしていると蚊に刺されそうという焦りもあったりで。ともあれもう少し落ち着いて向き合えるように心がけてみたいです。

フィールの社長さんがお手伝いしたいと来てくださった

ここは休場

この場所は昨年、環境改善を手掛けようと最初に考えていたところで「2022年の関連記事」父がダンプ70台分もの砂利で埋めてしまったこと、川の向こう側の林が皆伐され、採石や土砂の中継地点にされてしまったことを知り、気持ちを挫かれ、近寄りたくもない気持ちになってしまっていたのですが、月日が経ち、再び足を踏み入れてみると、まだ出来ることがあるかもしれないと思えました。木を植えたり、点穴を掘ったり。

昨年やって来たこと、土地に、人に、教えてもらって来たことで、気が変わったのかなあ。

あの時は怒りと悲しみが大きくてしんどかったけれど、変わるものだなあ。

まだまだ不安点はあるけれど、少しずつ進めていこうかと思います。

すでに父が生前に作ってもらった小屋は建ってあるので。トイレをつくれたら宿泊できるかも。

縄文式で、排泄物がしっかり分解され清潔で臭わないという、風のトイレを作ってみたい。

フィールの社長、福宮さんは蔦を剥がすのにはまった模様。風が通ると気持ちいいですよね。

数年ぶりの風邪

新庄に自分が着く1日前に姪が風邪をひき、喘息をこじらせてしまい、日曜日であったため救急診療しか空いておらず、具合の悪いまま実家にいました。明日かかりつけの病院へ行き、入院するかどうか診断を仰ぐとのことで。

GWもあり、翌々日に義兄の実家のある東京にいくのを楽しみにしていた様子。

最近は思うところがあって実家に住んでいる姉家族にはあまり干渉しないようにしているけれど、姉には今回世話になるようだったし、姪の心情を考えると、2人の体を元気づけたいと思い施術。

小学生らしからぬ制限を胸椎や胸骨にかかえていたので、施術をして、トライザーをかけてあげました。

自分の蓄積した疲れもあったけれど時間もなかったので、マスクをして施術を行って用心をしたつもりだったけれど。

来客用の布団を好きなのを使ってとのことであったので、適当なのを選んだのがまずかった。翌朝急激な気温差で4度まで下がり、寒くて起きる。上咽頭部が痛む。

せっかく楽しみにして来たのに、初っ端風邪で寝込みたくない。どうなるかなあ思いつつ。

3日間はしっかりトライザーを当て、温かくしてなるべく早く寝るようにしていると、わずかな痛みと違和感はあるもののなんとか動けるような感じであったので、作業を進めることができました。おかげさま。

姪は施術とトライザーの翌日にはすこぶる元気になり、入院どころか東京に行けるように!よかった。

水路のヘドロ上げ

昨年やっておいたから、途中まではスコップが引っかかることもないし、低木や草で邪魔されて前がみえないということもなく。

結構たまってるけどあげやすかったです。

今回は水の源流探し、なんとなく水の音がして怪しいところがあったので、そこを掘ってみるとどんどん流れてくる。スコップで段を作ると、なんと滝のようになりました。

明らかに水の通り道が埋まっている、滞留するところに小さなビオトープもできそう。

この近くには水が大好きな桂を植えようと思います。秋口まで土作り。菌ちゃんふぁーむの土作りにならって枯葉や枯れ枝、炭を組み込んでマルチをして。

さらに進んで水の通り道に沿ってスコップを入れていくと、20年以上埋まっていたから、木の根や蔦が絡みあってやはり大変。

なかなかに体は大変で休み休み、水が流れる様子をみるとすっとして、またやる気がでてくる。その繰り返し。

誰が置いたのか大きな丸太が水路を塞いでいたので、一人で叫び声を上げながらなんとか持ち上げる。

鬱蒼としてこわい感じも、水と風が通ると、少し和らぎます。

一段丘を登った畑の土の準備をしているところに繋がっている、昔はここに畑か田んぼがあったのかなあ。水路を掘り進めると、水の流れが変化しているところに気がつき、水の音が聴こえたので少しスコップをいれてみるとなんと水の湧いているところを見つけました。

近くには元気そうなマムシグサ。

湧き出しの上の方は笹が繁茂している。笹を刈り、点穴をあけ。木を植え、さらに水を呼び込めたらと思います。

葛の根を加工する

水の通り道のそばからは葛の太い根がとってくれと言わんばかりにごろっとでてきて、風邪もひいたことだし、と乾燥させて蜂蜜を混ぜて煎じて飲んでみたり、葛粉作りに挑戦しました。

粉砕器などないので、ハンマーで砕いて切って、バケツに水と共にいれて。沈澱する澱粉を残して水を再度入れて、攪拌してからまた沈殿させ、というのを1週間ほど繰り返すと、沈殿物が真っ白くなっていきます。それが葛粉。

最初に洗った時の水を流してしまったからか、破砕が足りなかったのか、思ったほど葛粉はとれませんでした。

スーパーで数百円で販売されている葛粉がめちゃ安く見えるようになったのは収穫。

6月 滝 なくなる

あんなに感動した滝と段丘上部からの湧き出し水がだいぶ少なくなってしまっていました。

自分が行った事でバランスを崩してしまったのかもしれない。体も部分が変わると全体が変化する。完全に水流がなくなってしまったわけではなさそうだけれど、一気に水量が上がったことで泥も流れて泥詰まりしているのかもしれない。それとも5月は雪解け水が豊富にあったからなのか、わかりませんが、根気よくいこうと思います。

嬉しい変化もあり、土地の入り口部分の乾いている場所が以前よりも増えていました。

行ったことに対する変化がダイレクトに伝わってきて、良し悪しもまだ判別つかなけれども、とても面白いです。

水路をみてみるとそうとう泥が溜まっていて、たくさんの水や泥が流れていたことが考えられるので、また雨の日にでも泥上げをして様子を見ていきます。

手掘りだけれど、入り口の右側の盛り土の下部分に溝をつけた。粘土層もあったけれど、大気圧や動植物の力で変化してくれるかもしれない。

入り口左側の盛り土の下は以前重機で掘って溝をつけたけれど、今年初めてウバユリのような葉が姿を見せてくれました。

その溝に流れ続けていた水がいまだにとめどなく流れていて勿体無かったので、ウバユリには悪いけれど、こちらも手掘りで水の方向を変えて、池方面に誘導してみた。なかなか思うように水は溜まらないけれど、今まで湿っていなかった部分の土が湿ってきたりと、変化が楽しいです。

子供の遊びみたいだけれど、一緒に遊んでみたい人はどうぞ連絡ください。bikouosteopathy@gmail 八戸

草刈機 風の草刈り

母が20年以上使っている草刈機がだいぶくたびれてきており、故障も多かったので、奮発して新しいものを購入。今まで使っていた新ダイワは修理しながらも長年もってくれたし、色もカッコよかったので同じメーカーで新機種に。

風の草刈り的には金属で切れ味の良いチップソーではなく、ノコギリ刃の草刈り鎌やナイロンカッタータイプのちぎるような草刈りが草に対する刺激として良いとかで、合わせてナイロンカッターも購入してみたけれど、まだまだイタドリやウドといった木のように大きく硬くなる草や、笹のような硬いものが多く、ナイロンカッターでは難しいので今回はチップソーのままで行いました。

一応高刈りや風通しを考えながら、少しずつ。草が穏やかになって、種類も増えて強い草が少なくなってきたらナイロンカッターに頑張ってもらおうと思います。

桑の木

クワの木が結構生えていて、丁度味が熟していたので喉が渇いた時にちょいちょい摘んでつまみ食いしてました。

クワ科クワ族の総称 ヤマグワ、シマグワ、マグワなど品種が多い。北半球の暖帯、温帯地域に10数種。中国北部から朝鮮半島にかけてが原産と言われている。カイコの養殖に使われるなど、古来から人と付き合いのある重要な種。果樹としても利用され、熟した桑の実は甘くて美味しい。小さい頃絵具の全部の色を混ぜると土留め色(ドドメ色)と教わったのを覚えていたけれど、この果実の色を指すこともあるそうーwiki

生薬としてのクワ

クワの根皮は桑白皮(ソウハクヒ)葉は桑葉(ソウヨウ)枝は桑枝(ソウシ)果実は椹(タン)桑椹(ソウジン)桑椹子(ソウシンシ)

桑白皮

秋から冬の時期に根を掘って水洗い、皮を剥いで白い部分だけを刻み、天日で干して乾燥して調整する。

効能

咳、喘息、むくみ、利尿、去痰、消炎、高血圧予防、強壮。

桑葉

晩秋の霜の降りた後に採集。

効能

咳、めまい、ふらつき、頭痛、病後の回復、強壮。

桑枝

初夏に採集。

効能

関節痛

果実

桑椹(ソウジン)は完全に熟する前の赤紫色のものを、35度の焼酎に1リットルあたり300g  3ヶ月ほど漬け込む。

効能

倦怠感、疲労、不眠、かすみ目、不眠、低血圧、冷え性便秘。

それぞれ一日5−20gを600ccの水で煎じて日に3回服用。胃の冷えやすい人には禁忌。

果実と葉は生でも用いられる。

乾燥させた桑の葉には1ーデオキシノジリマイシンが含まれ、腸内で糖分解酵素と結びつき、糖吸収を穏やかにすることが知られ、効能として便秘予防、肝機能強化、脂肪の抑制、糖尿病予防にも注目される。蚕砂(漢方、蚕のフン)も同様の効果があるとされる。

果実にはビタミンや有機酸の他アントシアニンの一種であるシアニジン。イソクエルシトリンが含まれ、酵素処理されたイソクエルシトリンは摂取することで血管内皮機能の改善が示唆されたことが西オーストラリア大学Dr.Croftの研究で明らかになっている。

酵素ドリンクにしたら新型コロナなど血管に炎症を起こすような病気の予防や回復に良さそう。

ハハコグサ

昨年は見当たらなかった草。キク科ハハコクサ属の越年草。茎、葉全体にホワホワした細かな毛があり、花の冠毛も起毛状にほうけ立つことから、別名ホウコグサ。昔は「ホホケル」を「ハハケル」と書いていたから訛ってハハコグサになった説や、幼苗の這う様子から、這う子、ホウコ、ハハコになった説がある。平安前期の文徳天皇の書物に母子、母子草と呼ばれていたことから字を当てた説もある。

春の七草の一つ。

漢名、鼠麹草。日本の地方名、アワゴメ(粟ごめ)ウサギノミミ ホーコ マワタソウ キャーロツリクサ(蛙釣り草)コウジバナ(麹花)モチクサ(餅草)

花言葉は「いつも想う」

食用としては若葉を摘んで七草粥に入れたり、草餅にしたり。薬草として咳止めや去痰に用いられた。肺を温める薬草で、肺に熱があり、黄色い痰、喉が乾く人には使用禁忌。

引用 ーwiki

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