土中環境 山形 升形造作5

9月 顔を覗かせる花や虫たち

何度かの草刈りで勢いを削がれたミゾソバや葦の間から、フジバカマやツユクサが姿を覗かせています。水路の泥上げの時にみたオニヤンマのヤゴかな、立派に成虫になっています。

溝を掘ったからなのかわかりませんが、一段目の段丘部分の葛の勢いがだいぶ弱まっている様子。段丘の上、母がウキウキしちゃってトマトやトウモロコシの苗を植えていたけれど葛に覆われ、もうダメだろうなあと思っていたらなんと、生き残ってる、、、!逞しい。

ヤマモモの木の割れ目でおやすみするカエル。

ミゾソバの花は満開!

ガマにはカラハナソウ(ホップの仲間)?が絡みついている。

ゲンノショウコ

オトギリソウ?

ゆっくり観察したいけれど、なんだか気持ちが急いでいる。

以前の土地の持ち主の御子息と

以前の土地の持ち主の御子息、大覚さんと連絡がつき、以前の土地がどんな状態だったか教えていただけることに。

自分だったらここに溝を掘って、こんな風にすると、良いアドバイスをくださった。考え方のスケールが大きくてとても影響を受けたけれど、それも踏まえつつ、地道に少しずつやらせてもらおうと思う。

土地を降りていった先に、手入れされている御神域のような場所があり、そこも案内してくださった。

なんと大覚さんのお爺さまが山碑を背負って運んできたそうです。大覚さんのお話ではなんでも川を渡る時は片方の肩に石碑を、もう一方に妻を抱えて渡ったとか。

実際の石碑の大きさ、重さを感じると、ほとんどの人はまさかと思うでしょうけれど。アームレスリングでもかなりの実力者である大覚さんを見ていると、真実味を感じます。かつてお寺のあった場所であったらしいということを伝えると、自身の名前もちょっと変わっているし、そんな流れを汲んでいるのかもしれないねと。

秋田は太平山の三吉大権現、力持ちの神様。縁をいただいた気がします。いつか訪れてみたい場所になりました。

その後、自宅にご招待いただいて、たくさんご馳走になってしまって、気がついたら午前2時。整理されているだけではなくとても楽しそうに道具が置かれたガレージ。大覚さんは子供の頃自転車をプレゼントされたらいきなり分解し始めたという逸話を持つくらいの生粋のメカニックで、様々なものを修理でき、勤めの仕事だけではなく、余った時間で様々な人達から修理や解体など頼られているようです。

アンティーク調のものが多く置かれた趣味の部屋もあり、奥深い方です。思ったようにいかない凹みも不安もあったけれど、激励してもらえた気がしました。ありがとうございます!

ちなみに大覚さんはなぜか実の息子の自分よりも亡き父に似ている。なんとなく性質も似ている気がします。不思議。また遊びに行きたいし、升形の土地のことでもお世話になると思います。

桜の木を切る

地上部の多くが枯れ、キノコが生えてきていた桜の木。初めてチェンソーを使って切らせてもらいました。

切ってみるとチェンソーの刃をしっかり研げていなかったからかとても硬くて時間がかかりました。切る時はなぜか切腹の介錯人のような気持ちで、一気にいかないとだめだ、と必死。自分は切る方は本当に向いていないかも。目に木屑は入るし、耳はしばらく遠くなるし、ゴーグルも耳を守るヘッドホンも大事だな。結構切り株は立派だし、まだ復活する可能性あったかなあ、、と少し名残惜しさ感じつつも、しっかり切らせてもらいました。硬くなっている根元の土。けれど根はしっかりある。ここを基点にして、土を柔らかくして、新しい苗、植えさせていただきます。

母が座れる場所ができた。

さあ、ここから大きく溝を掘ります。

ゴミの山

段丘下の水の吹き出しを塞ぐように何か埋まっている場所が気になっていたので、大覚さんのアドバイスもあり、段丘したの溝をさらに深く掘ってみる。今度のユンボはひと回り大きくて動ける範囲も広く、ひとすくいで拾える土の量も多い。

あんまり勾配とか考えずに掘ってしまい、前回いい感じに池の方に誘導できていたところよりも低くなってしまい、水が逆流してしまったので、全部掘り直し、、。なんとか調整。

いろいろなものを埋め立てて水の湧き出しを塞いでいそうなところをワクワクしながら掘って見たとろ、消防のホース?とか柱、丸太、木片、家庭の不燃ゴミのようなものがどんどん出てきて凹む。

めちゃめちゃぬかる部分が出てきておそらくそこに水の湧き出しがありそうだけれど相当深く掘ってしまったし、今回やりたかったのはあくまで暗渠作り、、、と自分に言い聞かせて。ある程度で諦める。

この出てきたゴミ、どうしよう、処理業者に持っていって他の土地に埋め立てるのか、それとも戒めとして積んでおいて、何かいい感じにしようか。まだ考え中です。楽しんでやれる方向にしたい。。

2本の水の通り道

草を刈ってくまなく歩くと、水が噴き出しているところがわかってました。最初は入り口部分に沿って曲線を描いて暗渠を作ってみようと思っていたけれど。

2本段丘から離れた場所に水が噴き出ているところがあり、それが道を作るように少しぬかるんでいるラインが見えてきました。

正しいかわからないけれど、その道に沿って暗渠用の溝を掘ってみました。

向かって左は道路側のU字溝に向かって、右側は池のほうに誘導を試みました。

結果、道路から見て左側、小川になる。

右側、池のほうに水が流れるように、うまく堰き止めたら池の水が溜められそう。どんだけ水が豊富なんだ。なんだかそのままU字溝に流すのが勿体無いような気がしてきたので、コルゲート管を入れて埋めるのはもうしばらく先にして、案を練ることに。

10月3日現在。母の話では、道路へ流れ出していた水の流れが止まったとのこと。よかったあ。とりあえず一安心。

10月は後半に行って、今度は重機は借りずに、溝の泥上げ、溝の中にさらに点穴を空けてとか、伐倒した桜の根本に穴を掘ったり、苗を植えたり、地道に手入れしていきたいと思います。

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