オステオパシー 好転反応と悪化の見分け方

私はこれまで18年くらいオステオパシーを通して人の施術に関わってきました。

最初の頃はなんでこんな反応がくるんだろう、と、わからなかった事も多くありました。

施術者ですらそうなんだから、一般の方はどんな風に受け止めたら良いか、難しいものがあると思いますので、ここら辺でまとめてわかりやすくお伝えできたらと思います。手技療法全般に通じることかと思います。

追加があれば、更新していきます。

好転反応のケース

  • 今まで痛くなかったところに痛みや違和感が現れる。

体は様々な器官、組織がバランスをとって成り立っています。たとえば症状のある場所だけが本当に問題を起こしていたとすると、その場所を施術すれば素直に回復します。

ところが問題が複雑に関係し合っていたりすると、一箇所の問題が解決されても次の問題を解決してほしいというニーズを体が出します。その反応が痛みであったり、のぼせ感であったりで現れます。

この場合は、素直に施術者に伝えることで、見落としがあったと対応してくれることもあります。対応できない場合は、もう少し広く深く見ることができる療法家を紹介してもらうか、探されることをおすすめします。

  • 交感神経優位の方、体にあまり意識がいかない方のケース。

体に対して無理を強いることが難なくできてしまうタイプの人たちがいます。大きく分けると2パターン。

思考重視型で、想像作業や頭脳労働など、頭の働きが活発すぎて、体の悲鳴に気がつかずにいる方。

精神力で、こんなことは大したことではない、と突き進む方。

どちらも、体から切り離されがち、切り離されています。こんな方が施術を受けると、体の重みを感じ、普段の感覚とは変わって、だるいような感じになります。副交感神経を使えている状態とも言えます。これは、自然な反応なので、安心してそのまま受け入れて大丈夫です。後から元気が湧いてきます。その元気がさらに自身の活動を後押ししてくれるので、その流れをしっかり覚えてバランスを取れるようになることが大切です。

このケースの人は周囲への影響力がある、見込まれることが多いです。そんな方が自身の体に目を向けて労わることを習慣にすることは周りの人にとっても助けになるので、定期的に体をケアしていくことをおすすめします。

  • 特定の施術のやりすぎ。

人が治癒するにはリソースが要ります。それはエネルギー(気)の充実状態、血液を含め、各々の細胞の栄養状態、筋肉の量などになります。特に痩せていて、虚弱と言われがちな人に多いのですが、限られた治癒力の中で、体の治癒を必要としている箇所のリリース(制限を解放する作業)をされ過ぎると(そもそもそういった方のリリースには時間がかかったり、施術者側にも能力が求められてきますが、若い時、経験が浅い時はがむしゃらにやりがち)ほどほどにしないと、受け手側の体に過不足(治癒の準備ができてもリソースが足りない)が起こり、度を超えただるさが出てしまったりします。こういった際は、しっかり栄養をとって、いらなくなったものを排泄できるよう水分をしっかりとって、よく休むことです。施術者側にエネルギーをチャージできるような技量、もしくは設備があれば、それを防ぐだけではなく、より短い時間で良い施術ができるようになります。

悪化のケース

  • 単純なもみかえし。

あなたがそうであるように、無理やり変えようと暴力的な力で、侵襲的なやり方でアプローチされると、大概は守ろうとする反応で体は組織を硬くこわばらせます。それでも構わず、続けられると、組織は壊れます。その場合の痛みや重さは、ちょっとした怪我のようなものです。

本当に技量のある療法家は痛みを要する施術でもリラックスさせる術を心得ており、決して無理やりなことはしません。

同じ施術時の痛みであっても、それがどちらなのかをしっかりと判別していくことが大切です。

  • ただただだるい。吸い取られた感。

施術者側の体調が悪かったり、寝不足や、疲れすぎている場合。

物理的に目に見える行っていることと別に、エネルギーの流れというものがあります。エネルギーは高いところから低いところに流れます。施術者も受け手も、意識しているとしていないに関わらず起きることです。

そう言った意味では、施術者が充実した状態であることは大切ですし、その義務があると思います。

ちなみに体の大きさも一つの目安ですが、それぞれに特有の個性があって、一概に全体としての力強さや大きさだけでは測れないものでもあります。施術者側が充実していることと、意図(どこに何をしているのか、どうしたいのか)をしっかり持って施術の制御ができていることが大切です。

特に時代柄、施術者の衛生観念(物理的、エネルギー的)も重要かと思います。

読んでいただいて、なんとなく全体像が見えてくると思いますが、施術者、受け手、両方の兼ね合いがあります。

施術者としては自身がどんな人に何をしているのかを明晰に捉え、なるべく不快な好転反応が起こらないよう、心地よい状態で施術を終えられるように研鑽を積むことが大切かと思います。

受け手側は、自分に合った施術者を選ぶこと、自分の反応がどうかを観察する目を養うことが大事です。なるべく栄養状態を良く努めておく事は、施術の助けになります。

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